1 :muffin ★:2020/04/26(日) 01:22:49 ID:dOVO7DGQ9.net
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「キャリー」「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」など、数々の映画化作品でも著名な作家スティーヴン・キング。作品で描かれる”怖さ”にこそ彼の作家性が出ていると有村さんは語る。
「キングの作品は日常の延長線上にあるちょっとした非日常をリアルに描いています。『13日の金曜日』のジェイソンのような怪物は基本的に出てきません。つまり、我々の身にも実際に起きるかもしれない…という胸クソの悪さが特徴ですね(笑)」
そんなキング作品の中でも”金字塔”として揺るがないのが、スタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」だ。
「アルコール依存症に苦しむ主人公のジャックはキング自身ですね。キングも依存症に苦しんだ過去がありますから、もし奥さんや子どもを傷つけたらどうしよう?と考えたはず。名優ジャック・ニコルソンの狂気の演技だけでなく、人間こそが一番の恐怖であるというキングらしさにぜひ注目してほしいです」
入門編としてオススメは「ペット・セメタリー」。キングが脚本を担当していることもあり、キングらしさが凝縮されている。
「もし、事故で死んだ我が子をよみがえらせることができたら…という物語。主人公のルイスは子どもへの愛ゆえに倫理を逸脱しますが、その行為は間違いと言い切れない、何とも悲しいホラーなんです。これもキングの経験が基になっていて、猛スピードで走るトラックに幼い我が子がひかれたらどうなるんだろう?と想像して書いたそうですね」
有村さんが「キング作品で最も胸クソが悪い(笑)」と言う「ミスト」は、見終わった後に誰かと議論したくなる衝撃作だ。
「僕の個人的な考察では、『ミスト』は密室の集団心理パニック劇であって、やはり一番怖いのは人間である、という点に着地していると思います。異常事態が起きたときに、本来は中道な人も狂信的なパワーに引っ張られてしまって、狂信者が多数派の”世論”になってしまうという恐ろしさ。僕はこの作品から『惑わされるな』というメッセージを受け取りました。まさにタイトル通り、我々人間は”霧”の中にいる。情報社会の今だからこそ、デマやフェイクニュースに惑わされず、自分の意見を持って行動するしかないんです」
ありむら・こん●’76年7月2日生まれ、マレーシア出身。年間500本の映画を鑑賞。最新作からB級映画まで幅広い 見識を持つ。YouTubeでは「有村昆のシネマラボ」で本音の映画批評を配信中。
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