1 :チミル ★:2020/03/17(火) 22:18:28 ID:3Dqk7jgH9.net
豊島圭介監督、作家の平野啓一郎氏が17日、東京・外国特派員協会で行なわれた映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(20日公開)の会見に出席した。
同作は1969年5月13日に東京大学駒場キャンパス900番教室で行われた作家の三島由紀夫と、東大全共闘との伝説の討論会の様子を軸に、三島の生き様を映したドキュメンタリー。高精細映像にリストアし、当時の関係者や現代の文学者、ジャーナリストなどの識者ほか、三島についての「生きた」証言を集め、1969年と約半世紀後の現代を結ぶ作品となっている。
※中略
「三島由紀夫に我々が持っているイメージは、市ヶ谷の自衛隊の駐屯地で楯の会の制服を着て割腹自殺をした小説家。1番の驚きは、この映画に写っている三島由紀夫はまったく、そのイメージからかけ離れた生き生きとした姿。自決したちょっと奇妙な小説家ではない。もともと持っていた三島イメージが180度覆されました」と驚きを語っていた。
※中略
ともすると過激に思われがちな三島。情熱を持って日本を変えようとしたことについて平野氏は「三島っていうのは基本的に日本の戦後社会を全否定していました。非常に厳しく批判しています。その点が、今の保守層が『日本はスゴい』と言うのとはまったく違う。自由民主党のことも否定的に語っている。
日本を否定するときに、彼の中にあった理想的な日本は戦前に彼が教育を受けた天皇を中心とした日本があるべき日本として存在していた」と説明。メディアなどに露出し、適用しようとしたが「どうしても戦後社会に違和感を感じた。だんだん嫌気がさした。耐えられなくなった。あるべき日本のイメージとして彼の中には第2次世界大戦の前の日本、天皇の名において文化的に非常に長い歴史を持つ日本に立ち返るべきなんじゃないかと主張したんだと僕は理解しています」と三島についての持論を展開していた。
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